「アレジオン錠10」は、選択的H1受容体拮抗作用があり、また、ヒスタミンなどのアレルギー原因物質の遊離を抑えて抗アレルギー作用を示します。
通常、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、じんましん、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、痒疹、そう痒を伴う尋常性乾癬の治療に用いられます。
この薬は店頭販売のみです。
成分・含量:1錠中エピナスチン塩酸塩 10mg
<効能・効果>
気管支喘息
アレルギー性鼻炎
蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、痒疹、そう痒を伴う尋常性乾癬
<用法・用量>
1. 気管支喘息、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、痒疹、そう痒を伴う尋常性乾癬
通常、成人にはエピナスチン塩酸塩として1回20mgを1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
2. アレルギー性鼻炎
通常、成人にはエピナスチン塩酸塩として1回10~20mgを1日1回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
肝障害又はその既往歴のある患者
[肝障害が悪化又は再燃することがある。]
重要な基本的注意
1.
本剤は、気管支拡張剤、ステロイド剤などと異なり、すでに起こっている喘息発作や症状を速やかに軽減する薬剤ではないので、このことは患者に十分説明しておく必要がある。
2.
長期ステロイド療法を受けている患者で本剤投与によりステロイドの減量をはかる場合は、十分な管理下で徐々に行うこと。
3.
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に注意させること。
4.
本剤を季節性の患者に投与する場合は、好発季節を考えて、その直前から投与を開始し、好発季節終了時まで続けることが望ましい。
5.
本剤の使用により効果が認められない場合には、漫然と長期にわたり投与しないように注意すること。
<製造販売>
*日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社