「セルタッチテープ70」は、皮膚から吸収された後、炎症に関与するプロスタグランジンの合成を抑え、炎症に伴う腫れや痛みをやわらげます。
変形性関節症、肩関節周囲炎、腱・腱鞘炎、腱周囲炎、上腕骨上顆炎(テニス肘など)、筋肉痛、外傷後の腫脹・疼痛の鎮痛・消炎に用いられます。
この薬は店頭販売のみです。
<一般的名称>
フェルビナクパップ剤
<禁忌>
(次の患者には投与しないこと)
(次の患者には使用しないこと)
1.
本剤又は他のフェルビナク製剤に対して過敏症の既往歴のある患者
2.
アスピリン喘息(非ステロイド性消炎鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
<効能又は効果>
下記疾患並びに症状の鎮痛・消炎
変形性関節症
肩関節周囲炎
腱・腱鞘炎
腱周囲炎
上腕骨上顆炎(テニス肘等)
筋肉痛
外傷後の腫脹・疼痛
<用法及び用量>
1日2回患部に貼付する。
使用上の注意
<慎重投与>
(次の患者には慎重に投与すること)
(次の患者には慎重に使用すること)
気管支喘息のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
<重要な基本的注意>
1.
消炎鎮痛剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることに留意すること。
2.
皮膚の感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染を伴う炎症に対して用いる場合には適切な抗菌剤又は抗真菌剤を併用し、観察を十分行い慎重に使用すること。
3.
慢性疾患(変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には薬物療法以外の療法も考慮すること。また、患者の状態を十分観察し、副作用の発現に留意すること。
<副作用>
副作用等発現状況の概要
本剤の副作用集計対象となった5,033例中、71例(1.41%)に副作用が認められた。その主なものは皮膚炎(発疹、湿疹を含む)(0.44%)、そう痒(0.44%)、発赤(0.40%)、接触皮膚炎(0.34%)等であった。[再審査終了時の集計1)
*重大な副作用
ショック、アナフィラキシー(頻度不明)
ショック、アナフィラキシー(蕁麻疹、血管浮腫、呼吸困難等)があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には使用を中止し、適切な処置を行うこと。
<妊婦、産婦、授乳婦等への投与>
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。
[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。]
<小児等への投与>
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。
適用上の注意
使用部位
(1)
損傷皮膚及び粘膜に使用しないこと。
(2)
湿疹又は発疹の部位に使用しないこと。
<製造販売元>
帝國製薬株式会社