「ニゾラールローション2%」は、真菌(カビ)の細胞膜合成を阻害し、病気の原因となる真菌の増殖を抑えることにより抗真菌作用を示します。
通常、皮膚真菌症(白癬、皮膚カンジダ症、癜風、脂漏性皮膚炎)の治療に用いられます。
「ニゾラールローション」は、カンジダに対しての抗菌力が最も強く効果が高い。 (お勧め)
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<成分・含量>
1g中日局ケトコナゾール20.0mg含有
<下記の皮膚真菌症の治療>
(1) 白癬
足白癬、体部白癬、股部白癬
(2) 皮膚カンジダ症
指間糜爛症、間擦疹(乳児寄生菌性紅斑を含む)
(3) 癜風
(4) 脂漏性皮膚炎
白癬、皮膚カンジダ症、癜風に対しては、1日1回患部に塗布する。
脂漏性皮膚炎に対しては、1日2回患部に塗布する。
使用上の注意
副作用
<副作用等発現状況の概要>
脂漏性皮膚炎に対する臨床試験における安全性評価対象例69例中、副作用は11例(15.9%)に計16件が認められた。内訳は、刺激感8件(11.6%)、そう痒3件(4.3%)、尿蛋白陽性2件(2.9%)、接触皮膚炎1件(1.4%)、紅斑1件(1.4%)、小水疱1件(1.4%)であった(承認時)。
<妊婦、産婦、授乳婦等への投与>
妊婦、授乳婦及び妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。また、ニゾラールクリーム(2%ケトコナゾールクリーム)は、皮膚からはほとんど吸収されないが、経口投与における動物実験1)で催奇形作用が報告されている。]
<小児等への投与>
小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
適用上の注意
投与時
(1)
よく振って使用すること。
(2)
眼科用として角膜、結膜に使用しないこと。
(3)
著しい糜爛面には使用しないこと。
(4)
*誤って経口摂取した場合は、適切な処置を行うこと。
<製造販売元>
ヤンセンファーマ株式会社
カンジダに対しての抗菌効果については、薬局アットマークの荒居が下記の参考文献に より判断したものです。
1.日本医真菌学会雑誌 2006年9月 各種外用抗真菌剤の皮膚糸状菌とCandida allbicansに対 するin vitro抗真菌剤活性
2. 基礎と臨床 Vol25 No14 Nov.‘91
3. 基礎と臨床、30(1)123-130(1996)
4.international journal of Antimicrobial Agents 21 (2003)234-238
In vitro activity of novel imidazole antifungal agent NND-502 against
5.J Infect Chemother(2006)12:163-165
6.Antimicrobial Agnt’s and Chamotherapy,Apr,1998,P.967-970
7,Medical Mycology 1999,37,351-355
8,mycoses v49 No3 2006