「フォリアミン錠5mg」は、ビタミンB群の1つで、からだの組織細胞の発育や機能を正常に保つのに必要な栄養素です。特に赤血球の形成を助けます。
通常、葉酸欠乏症の予防および治療、葉酸の需要が増大し食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦など)、葉酸の欠乏や代謝障害が関与すると推定される貧血などの治療に用いられます。
この薬は店頭販売のみです。(通販はできません。)
<効能又は効果>
1.
葉酸欠乏症の予防及び治療
2.
葉酸の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦等)
3.
吸収不全症候群(スプルー等)
4.
悪性貧血の補助療法
5.
下記疾患のうち、葉酸の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
●栄養性貧血
●妊娠性貧血
●小児貧血
●抗けいれん剤、抗マラリア剤投与に起因する貧血
6.
アルコール中毒及び肝疾患に関連する大赤血球性貧血
7.
再生不良性貧血
8.
顆粒球減少症
※「5.」の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
<用法及び用量>
*葉酸として、通常成人1日5~20mg(錠の場合1~4錠、散の場合0.05~0.2g)、小児1日5~10mg(錠の場合1~2錠、散の場合0.05~0.1g)を2~3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
一般に消化管に吸収障害のある場合、あるいは症状が重篤な場合は注射を行う方がよい。
<使用上の注意>
重要な基本的注意
本剤を悪性貧血の患者に投与すると、血液状態は改善するが、神経症状に効果がないので、悪性貧血の患者に投与する場合はビタミンB12製剤と併用すること。
なお、診断の確立していない悪性貧血の患者の場合、血液状態の改善により悪性貧血を隠蔽し、診断及び治療に影響を与えるので注意すること。
<製造販売元>
日本製薬株式会社
<販売>
武田薬品工業株式会社