「ボラザG坐剤」は、直腸・肛門部に生じた浮腫や血液循環障害を改善し、創傷治癒を促進します。また、表面麻酔作用を示すことにより、直腸・肛門部の痛みを抑えます。
通常、内痔核に伴う症状の緩解に用いられます。
この薬は店頭販売のみです。(通販はできません。)
<組成>
本剤は、1個(1.77g)中に次
の成分を含有する。
トリベノシド・・・・・・・・・・200mg
リドカイン・・・・・・・・・・・ 40mg
添加物としてハードファットを含有する。
<性状>
本剤は、白色~帯黄白色の紡すい形の坐剤で、わずかに特異なにおいがある。
<効能又は効果>
内痔核に伴う症状の緩解
<用法及び用量>
通常1回1個ずつ(トリベノシドとして200mg、リドカインとして40mg)、1日2回朝夕肛門内に挿入する。
症状に応じて適宜増減する。
<使用上の注意>
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
(次の患者には慎重に使用すること)
(1)
他の薬剤や食物等に対する過敏症の既往歴のある患者[発疹等の過敏症状発現率が高い傾向にある。]
(2)
気管支喘息、アレルギー性鼻炎等アレルギー疾患の患者及びそれらの既往歴のある患者[発疹等の過敏症状発現率が高い傾向にある。]
(3)
他のトリベノシド製剤又はリドカイン製剤が併用される患者[トリベノシド又はリドカインの血中濃度が上昇する。]
(4)
慢性関節リウマチの患者[トリベノシドの経口投与による動物実験でアジュバント関節炎を増強させる傾向が報告されている。]
(5)
高齢者への使用
一般に高齢者では生理機能が低下しているので慎重に使用すること。
<妊婦、産婦、授乳婦等への使用>
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ使用すること。[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。]
相互作用
併用注意
(併用に注意すること)
クマリン系抗凝血剤
(ワルファリン等)
クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがあるので用量を調節するなど注意すること。
機序は不明であるが、ラットによるプロトロンビン時間を指標とした実験で、トリベノシドはクマリン系抗凝血剤ジクマロールの作用を増強するとの報告がある。
<製造販売元>
天藤製薬株式会社