「フロジン外用液5%」は、局所血管拡張作用ならびに発毛促進作用により、脱毛症や白斑を改善します。
通常、脱毛防止ならびに発毛促進、乾性脂漏、尋常性白斑の治療に用いられます。
この薬は店頭販売のみです。(通販はできません。)
<組成>
フロジン外用液5%は1mL中カルプロニウム塩化物水和物54.6mg(カルプロニウム塩化物として50mg)を含有する。
添加物として,プロピレングリコール,dl-リンゴ酸,水酸化ナトリウム,エタノール,黄色4号(タートラジン),青色1号,香料を含有する。
<性状>
フロジン外用液5%は緑色のアルコール性外用液である。
<一般的名称>
カルプロニウム塩化物水和物外用液
<効能又は効果>
○下記のごとき疾患における脱毛防止ならびに発毛促進
円形脱毛症(多発性円形脱毛症を含む)
悪性脱毛症,び漫性脱毛症,粃糠性脱毛症,壮年性脱毛症,症候性脱毛症など
○乾性脂漏
1日2~3回適量を患部に塗布,あるいは被髪部全体にふりかけ,軽くマッサージする。
○尋常性白斑
1日3~4回適量を患部に塗布する。
使用上の注意
慎重投与
(次の患者には慎重に投与すること)
本剤の成分または他の薬物に対し過敏症の既往歴のある患者
<重要な基本的注意>
塗布直後に全身発汗,それに伴う悪寒,戦慄,嘔気,嘔吐等があらわれることがあるので,異常が認められた場合には使用を中止し,水等で洗い流すこと。
副作用
副作用等発現状況の概要
承認前の調査359例中報告された副作用は9.5%(34例)で,主な副作用は局所発汗11件(3.1%),そう痒感7件(2.0%)であった。
承認後の調査1,456例中報告された副作用は3.0%(43例)で,主な副作用は局所発汗17件(1.2%),そう痒感11件(0.8%)であった。(再審査対象外)
<高齢者への使用>
一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。
<適用上の注意>
1. 使用時
本剤は,眼に入るとしみるので,眼に入れないように注意すること。もし,誤って眼に入ったときは,ただちに清浄な水で洗眼すること。
2. 使用部位
外用にのみ使用すること。
<その他の注意>
湯あがりのあと等に使用すると副作用が強くあらわれる傾向がある。なお,副作用があらわれたときは,使用部位を水等で洗い流すこと。
<製造販売元>
ニプロパッチ株式会社
<販売元>
第一三共株式会社