「エンペシドクリーム1%」は、寄生したカビ(真菌)の細胞の細胞膜や核膜に特異的親和性をもって結合し、その構造や機能に障害を与えて抗真菌作用を示します。
皮膚真菌症(白癬、カンジダ症、癜風;いわゆる水虫、たむしなど)の治療に使用します。
この薬は店頭販売のみです。(通販はできません)
1g中,日局クロトリマゾール10mg含有
<効能又は効果>
下記の皮膚真菌症の治療
(1) 白癬
足部白癬(汗疱状白癬,趾間白癬),頑癬,斑状小水疱性白癬
(2) カンジダ症
指間糜爛症,間擦疹,乳児寄生菌性紅斑,皮膚カンジダ症,爪囲炎
(3) 癜風
<用法及び用量>
1日2~3回患部に塗布する.
使用上の注意
副作用
<副作用等発現状況の概要>
承認時及び承認時以降の調査症例6,849例中131例(1.91%)に副作用が認められ,主な副作用は,刺激感(0.80%),皮膚炎(0.51%),発赤・紅斑(0.48%),びらん(0.06%),丘疹(0.04%)等である.(承認時~1978年9月までの集計)
<妊婦、産婦、授乳婦等への投与>
妊婦(3ヵ月以内)又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること.[妊娠中の使用に関する安全性は確立していない.]
<適用上の注意>
1.
眼科用として角膜,結膜には使用しないこと.
2.
著しいびらん面には使用しないこと.
<製造販売元(輸入)>
バイエル薬品株式会社